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Azureに関する技術情報

企業のデータ利活用促進に向け、「データ分析内製化支援プログラム」を始動

2021.08.23 Azure | Innovate

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日本マイクロソフト株式会社

業務執行役員 Azureビジネス本部 本部長 上原 正太郎

新型コロナウイルスのパンデミックを受け、企業のデジタルトランスフォーメーションはこれまでにないスピードで加速し、さまざまな企業がデータに基づいた意思決定を迅速に行う必要性が高まっています。従来の「経験と勘」が通用しないビジネス環境の変化に対応し続けるためには、社内でデータ分析を行い、短期間で分析のPDCAを回していくことがより重要となっています。

一方で、企業内外の膨大なデータを集約・一元管理し、必要な情報やデータから見えるインサイトを素早く取得し、業務オペレーションやビジネスモデルに瞬時にフィードバックを行うには多くの課題を乗り越える必要があります。

事業ドメインの深い知識、データサイエンス人材の育成、データサイエンス組織の立ち上げ、データ分析基盤構築、データガバナンス戦略、などさまざまな検討事項が絡み合い、どれか一つが欠けてもデータ分析の内製化は不可能です。

分析コンサルティング会社や分析パートナーと協業してデータ利活用を推進していくのは当たり前の時代になったものの、分析業務を完全に外注し社内のノウハウが蓄積しない状況が続けば日本のデータドリブンビジネスは他国より一層遅れを取ることになります。

IDCの調査では、「デジタルビジネスを部分的に実践」「デジタルビジネスを全社的に実践」している企業は42.2%にとどまり、データ活用レベルがそこまで達してない企業は50%を超えています。

2021年5月時点の企業によるデータ分析の活用状況を示す円グラフ。最も大きな割合を占めるのは全社的なデジタルビジネスイニシアチブで、31.1%となっています。続いて、デジタルビジネスの部分的な活用が25.5%、予測分析が23.6%、状況把握が11.1%、データ分析をほとんどまたは全く活用していない企業が8.7%となっています。

このような状況を打破し、日本国内の企業がデータ分析を内製化し、レジリエントな組織へ変革するためにまずは、データサイエンスや組織戦略に知見のあるパートナーを単なる外注先ではなく分析業務のアドバイザリーとして位置づけ、並走してもらいながら自社の人材で分析プロジェクトを実行し成功体験を素早く積むことが重要であると考えます。データ分析の一連のフローを体験し、少しずつ社内にノウハウやスキルをためていきながら、中長期的に分析パートナーとサイクルを回していくことこそが、データ分析の内製化への近道となります。

そこで日本マイクロソフトはデータ分析パートナーやコンサルティングパートナーとも協業し、日本企業のデータ分析を内製化する支援プログラムを立ち上げます。

具体的に、4つの支援メニューを目的別に用意しお客様のニーズに合わせて提供していきます。 4 つの Microsoft データ分析プログラム (OpenHack for Data、Azure Light‑up for Data、Data Hack、Cloud Native Dojo for Data) を示す図。それぞれの期間、アプローチ、目標がまとめられており、サポート フレームワークが以下にリストされています。

自社データを準備・使用せずに分析業務をまずは手軽に体験いただきたいというお客様には、分析基盤およびデータ処理の基礎を3日間でご体験いただく「OpenHack for Data」を提供します。マイクロソフトが提供するサンプルデータ及びAzure Synapse Analyticsを中心とした分析環境を用い、3日間で与えられたテーマとお題に対してお客様自身でアーキテクチャ設計や分析業務を実施いただきます。クラウドアナリティクス基盤を自ら構築し、必要最低限のデータ加工・分析を行うスキルを短期間で向上させます。初回の開催は「Modern Data Warehousing」のテーマで、9/6(月)- 9/8(水)の開催を予定しております。

また実際にお客様自身のデータを使って、本番環境を見据えた形で分析業務を体験いただくメニューとして「Azure Light-up for Data」、「Data Hack」を実施します。Azure Light-up for Dataはマイクロソフトの分析パートナー様が主体となり、1週間程度の短期間でデータ分析を行うビジネスドメインの策定とゴール設定、並走したデータ処理、加工、分析作業、ダッシュボード構築などまで行います。既にアプリケーション開発の内製化において実績があるAzure Light-upのコンセプトをデータ分析・データ活用領域にも適用したメニューとなります。

Azure Light‑up for Data (パートナー主導) プログラムについて説明するレイアウトで、準備に 1 ~ 2 週間、環境のセットアップと分析に 1 週​​間、レビューに 1 日かかる手順の概要を示します。

Data Hackではマイクロソフトのデータサイエンティストおよびアーキテクトが分析・機械学習プロジェクトの導入フェーズに参画し、サステイナブルなプロジェクトフレームの構築を支援します。お客様の業務課題に合わせて分析テーマを定義し、お客様のデータを使って、データ加工・可視化・機械学習モデル作成の分析作業を支援します。こちらも分析作業はマイクロソフトが全て行うのではなく、原則お客様自身で分析ができるようにマイクロソフトがサポートいたします。また、お客様の課題別、導入レベルに応じて支援内容の深度をカスタマイズして提供予定となります。

Data Hack プログラムの概要。アクセス評価、データ準備、モデルの作成と評価、展開という 4 段階のデータ分析フローと、サポート役割、および一般的な 3 か月の期間を示します。

Azure Light-upでは既にデータ分析の内製化事例が出てきています。JFEエンジニアリング株式会社様では温度・pH・圧力などプラントの膨大なデータを解析するシステム「Pla’cello」の性能改善にAzure Light-upを活用し、数日間のハッカソンでAzure Cosmos DBなどPaaSベースのデータ基盤構築を実現しました。自社の環境・データを使ってパートナー様とプロトタイプを共同で高速に作りながら本番環境に耐えられるようチューニングを行い、今ではJFEエンジニアリング様内で運用しています。また、Data Hackも既に複数の実績があり、小売、流通、製造、金融など様々な企業様で優良顧客の特徴抽出や品質管理のプロジェクトなどに繋がっています。

さらに本格的に組織全体としてデータドリブンビジネスへの改革を望まれるお客様向けに、短期的な分析環境構築や分析業務のスキルトランスファーのみでなく、データ分析人材の育成、データ組織戦略の策定、データカルチャーの醸成など経営マネジメントの観点から中長期的にコンサルティングパートナーが支援する「Cloud Native Dojo for Data」も推進します。

Cloud Native Dojo for Data の概要。1 ~ 2 週間の準備フェーズから、データ カルチャー、チームの有効化、分析、実装に重点を置いた数か月のフェーズまでのワークフローを示します。

Azure Light-up for Data、Cloud Native Dojo for Dataを一緒に推進いただくパートナー様は下記になります。プログラムの特設サイトはこちら

社内サポート パートナーのリスト: Avanade、ABeam Consulting、The ROOM 4D、Zeal、iSiD、Knowledge Communication。

これらのパートナー様と連携し、日本マイクロソフトは「データ分析内製化支援プログラム」を通して、日本企業のデータ利活用促進、ひいてはデジタルトランスフォーメーションの加速に今後一層挑戦していきます。

本ページのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。正式な社内承認や各社との契約締結が必要な場合は、それまでは確定されるものではありません。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承下さい。

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